阿蘇の緑を将来に残す価値ある仕事
公益財団法人 阿蘇グリーンストック

ABOUT 会社紹介

これからの阿蘇の草原を守り活かしていくために一緒に働く仲間を募集しています!

公益財団法人阿蘇グリーンストックは1995年に設立され、2025年には設立30周年を迎えます。現在、阿蘇の草原をはじめ全国各地の草原は生活様式の変化や産業構造の変化に伴い次第に管理放棄され、年々草原は小さくなってきています。草原を維持するためにはこれまでにない価値観や視点、アイデアを取り入れながら新たな人と自然とのかかわり方を模索していく必要があります。私たち阿蘇グリーンストックは阿蘇の草原を守るこれまでの仕組みを大切にしつつも、新たな草原の価値を見出し、それを守る仕組みをつくり、これから先、将来にわたって阿蘇の草原を見ることのできる未来を創るために各種業務を実施しています。 阿蘇地域の環境保全のコーディネータとして、自然環境を守ることを基本としながらも、それを活かして社会・経済を回しながら、地域を活性化させる。それが私たち財団のミッションです。

BUSINESS 事業内容

公益財団法人として地域の人や自然に役立つ仕事をしています

すべては阿蘇の緑を守るために
阿蘇の草原の一年は春の野焼きから始まります。野焼きは日本の草原を守るためには欠かせない作業で、かつては日本の多くの場所で行われていました。今では草原は全国的に少なくなり、大規模な草原が残っている場所は阿蘇のほか、わずかしかありません。この草原には多くの絶滅危惧植物が分布していたり、九州の6つの一級河川の源流として、多くの人々の暮らしを支えていたり、また、阿蘇の観光の見どころとして、日本中から多くの人に来ていただいたり、様々な恵みを私たちにもたらしています。 (詳しくはhttps://www.aso-sougen.com/pamphlet/220311/brochure_220311.pdf) 私たち阿蘇グリーンストックはこの阿蘇の資産を後世に残すため、草原を守り、また、それを活かして地域社会・経済に貢献することを目指しています。
阿蘇の緑を守る事業
財団では、阿蘇の緑を守る事業として、「野焼き支援ボランティア」の取組みを行っています。ボランティアは登録者数約1000名、年間参加者約2500名を数え、このボランティアに来て下さる方たちが地域で活動できるように、地元との調整や準備等が主な業務となります。収益を上げることはできない(難しい)部分になりますが、阿蘇の草原保全を考える上でのベースにある部分ですので、行政などの協力も得ながら長期的に実施可能な体制を構築しています。
阿蘇の緑を活かす事業
阿蘇の緑を活かす事業としては「農村体験」の取り組みを行っています。全国から来る修学旅行生等を地元の一般家庭に宿泊させる「農村民泊」を行い、旅行会社と地元一般家庭の間に入り、各種調整や修学旅行生への阿蘇及び草原の説明等を実施しています。今後、さらに阿蘇らしい教育・体験メニューの構築を進めたいと考えています。 また、財団では古民家及び農地を保有しており、これらの資産を活用した事業も今後発展させていく必要があると考えています。現状では古民家はボランティアの宿泊拠点として活用されています。農地については一部果樹園として、ブルーベリーや梅、栗などを栽培していますが、多くの場所が未利用となっています。これらを活用してさらに都市と農村との交流を促進していきたいと考えています。
財団の取り組み広報する事業
上記の事業に関連して、広報事業も必要になっています。現在、財団では年4回の広報誌の作成やSNS等の運用を実施しており、財団の取り組み及び阿蘇地域の自然の魅力・価値の発信に努めています。 その結果、多くの企業に協賛いただき、財団の活動資金の一部を担っています。今後、新しい時代の企業と自然との関わり方の構築を目指していくには、これまで以上にコミュニケーションをとり、企業と地域とが共通の価値をともに作っていくことが必要となってきます。 また、地元住民やボランティア、阿蘇に興味のある人へ向けた情報発信としてSNSを活用していくことも今後求められます。現在Facebook及びInstagramを運用していますが、さらに皆さんの共感を得れるコンテンツ作りが求められます。

WORK 仕事紹介

阿蘇の緑を活かす事業を盛り上げる仲間を募集します!

農泊・農村体験のプロジェクトマネージャー
農泊・農村体験の活性化を図り、阿蘇地域の交流人口を増やすために 下記の業務を実施していただく人材を募集しています 【正社員:2023年4月より採用】。 ①「農村民泊」の活性化のための仕事 ・各種旅行会社への営業(年10件程度) ・農村民泊の調整(年20件程度) ・農泊受け入れ家庭へのフォロー等(随時) ②古民家及び農地の活用の仕事 ・古民家の宿泊管理(現状 350泊程度、財団ボランティアが優先利用) ・畑の活用(約2ha)現在は貸し出しのみ ・農産物の販売(しいたけ、梅、ブルーベリー、栗等)財団の果樹園での収穫物。現状ではボランティアさんへの販売のほか、特定の事業者へ販売(年間40万円程度) 古民家及び農地の活用については採用者の提案をもとに実施することが可能です。また、経験者1名がサポートにつきます。
財団の取り組みや魅力を伝える広報担当
財団の取り組みや魅力を伝えるために下記の業務を実施していただく人材を募集します。 【正社員:2023年4月採用】 ①財団広報誌「草原だより」の作成(年4回) ・取材交渉及び取材 ・原稿確認(原稿は外部委託) ②HP及びSNS等管理 ・HP管理 ・SNS管理(Facebook、Instagram) ③ボランティア対応 ・ボランティア管理(名簿、会費管理、活動フォロー) ④募金活動、協賛団体対応 ・協賛団体管理(名簿、会費管理、共創事業提案) ボランティアや市民、企業とのコミュニケーションの活性化が主な業務となります。特にSNS等の情報発信については採用者の提案をもとに実施することが可能です。財団のベテランスタッフとともに業務を進めていただきます。

INTERVIEW インタビュー

増井太樹 / 2022年採用
入社したきっかけを教えてください!
もともと研究者やコンサル、公務員等の仕事をしていましたが、自然と関わる仕事、特に草原に関わる仕事がしたいと考えていました。そのなかで、この財団のような人にも自然にもポジティブな影響を与えている場所で自分のスキルを発揮したいと思って入社しました。
やりがいは何ですか?
やはり、地域の自然や人のための仕事という点です。公益財団なので、極端に利益を求めないというか、もちろん最低限の収益は上げないといけないのですが、それだけではなく、自然や社会の役に立つ職業であるという点がやりがいにつながっていると感じます。地元やボランティアと協力して草原保全活動をやって、その結果として毎年の阿蘇の美しい草原が維持できていると思うと、すこし嬉しい気持ちになります。
どのような職員が働いていますか?
財団は現在9名のスタッフ(男性4名、女性5名)で運営しています。それぞれが専門性を活かして業務を進めています。中途採用が多く、私のほか、もともと環境省のスタッフだった人や狩猟免許を持つ人など、自然環境に興味を持つ人が多いのが特徴です。自然について詳しい必要はないですが、阿蘇の草原や自然を好きになってくれるような人と一緒に働くことができれば嬉しいですね。
どのような働き方ですか?
通常勤務は8時半~17時15分までで、残業はほとんどありません。休暇も比較的自由だと感じています。可能な限り個人のペースで仕事に向き合ってほしいと考えています。土日にボランティア活動支援の業務が入ることもシーズン(特に9~10月及び3~4月)によっては多くありますが、職員で交代で出たり、代わりに平日に休んだりしてします。ボランティア活動は財団の重要な取り組みなので、支援の業務についても、可能な限り出てほしいです。自然の中で汗を流すのも気持ちがいいものです。私の場合、9月は3日ほど土日に出勤しましたが、すべて平日に休みを振替えています。
休日の過ごし方は?
私は妻とドライブに出かけたりしています。中には山登りに行くスタッフや、自分で畑をやっているスタッフ等もいます。阿蘇という場所を活かした休日の過ごし方をしている人が多い印象ですね。もし畑をしたいということであれば、財団の畑もありますし、自然と触れ合うという点では最高の場所だと思います。買い物は熊本市内まで出ることが多いです。だいたい1時間くらいで行くことができるのでそこまで困ることは無いですね。

BENEFITS 福利厚生

各種社会保険完備

健康保険、労災保険、健康保険、厚生年金、退職金共済制度

扶養手当あり

配偶者 5000円 子及び生計を一にする孫 5000円

通勤手当あり

通勤距離が片道2km以上の者に対して最高 30,000円を限度に支給

財団の所有する古民家などの割引利用、農産物の割引販売

古民家や農機具(刈払機、軽トラ等)を利用することができます。また、財団で収穫される農産物を割安で購入できます。(2022年度実績、しいたけ、梅、ブルーベリー、栗、あか牛ハンバーグ等)